貧困が自己責任か考える上で。

やはり以前にもブログに載せた"The Great Gatsby"の冒頭の文章が頭をよぎります。

In my younger and more vulnerable years my father gave me some advice that I've been turning over in my mind ever since.

"Whenever you feel like criticizing any one," he told me, "just remember that all the people in this world haven't had the advantages that you've had."


僕がまだ年若く、心に傷を負いやすかったころ、父親がひとつ忠告を与えてくれた。その言葉について僕は、ことあるごとに考えをめぐらせてきた。
「誰かのことを批判したくなったときには、こう考えるようにするんだよ」と父は言った。「世間のすべての人が、お前のように恵まれた条件を与えられたわけではないのだと」

   スコット・フィッツジェラルド=著 村上春樹=訳


僕なんかより能力があり努力もしたけど、不運に見舞われたりしてワーキングプアにおいこまれた人とかもいるんでしょうね。

ここまで追い詰められたら。

奴隷は彼らの鎖の中ですべてを失ってしまう。 そこからのがれたいという欲望までも (ルソー)

自己啓発本も成功本も無力でしょう。

マーフィー 眠りながら巨富を得る―あなたをどんどん豊かにする「お金と心の法則」 (知的生きかた文庫)

マーフィー 眠りながら巨富を得る―あなたをどんどん豊かにする「お金と心の法則」 (知的生きかた文庫)

鬱で追い込まれた時、マーフィーに一時はまりましたが、僕には効果なかったですね。

自分の機嫌を取る。

ツイてる! (角川oneテーマ21)

ツイてる! (角川oneテーマ21)

この前心理療法士の先生に、今まで自分を大事にしてこなかったのでは?みたいなことを言われました。

もっと自分をいたわりなさい、って。

それを聞いて、この本をよんだことを思い出しました。

この本は要するに「自分の機嫌を取りなさい」「自分を大事にしなさい」という趣旨の本でした。ご丁寧にCDまで付いていて繰り返し聴きました。


ただ、僕はこれまで、自分を追い込み、叩いてた叩いて、奮い起こしがんばってきたので、自分の機嫌を取るとかいわれてもなかなかしっくりきませんでしたね。

そう考えると「鬱」も当然の結果かな、なんて思ったりもします。

立ち読み。

続・資本論 (まんがで読破)

続・資本論 (まんがで読破)

読みやすくて面白いですね。

産経新聞に。

http://sankei.jp.msn.com/

右下の「企画特集」のところに「リスクをかけず「100万円」安心活用シュミレーション、1年後はどうなる?」なんて書いてありますね。

間違えやすいですが

○シミュレーション

×シュミレーション

です。

英語だと

simulation

ですね。